ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説

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おきなわに行くんだって

分類
対人マナー/ほめる 
めあて
自慢話に気づき、それに合わせた対応ができるようになる。
難易度
★★★
重要度
★★☆
対象年齢
対象年齢: 小学生高学年 中学生 高校生・大学生 成人 
対象傾向
対象傾向: PDD傾向 注意欠陥傾向 多動傾向 LD傾向 
収録
基本パック

シナリオ

イントロダクション (3人称視点)

児童B
俺さぁ、今度の夏休み、家族で沖縄に行くことになったんだ
児童B
すごいだろ

 
男の子が女の子に
沖縄に旅行に行くんだって自慢しているよ。
女の子はどんなふうに答えるかな

Ⅰ 自慢話をたたえる (3人称視点)

児童A
すごいね
児童A
行ったことないけど、海がきれいなんだろうな。
児童A
帰ってきたら、また話して
児童B
うん、楽しみにしとけよな

Ⅱ 自慢話で返す (3人称視点)

児童A
私、去年ハワイに行ったんだ。
児童A
ダイヤモンドヘッドから眺めた海がとってもきれいでさ。
児童A
あんなに感動したことはなかったよ
児童B
あっ、そう

指導上のヒント

 相手の気持ちを考えて返答することがコミュニケーションの基本です。
 児童Bの「すごいだろう」は客観的に「すごいかすごくないか」をたずねているわけではなく、単に同意を求めているにすぎません。
 相手の自慢話に常に乗る必要はありませんが、自慢話だと気づいて対応できれば、コミュニケーションもスムーズにすすむことを伝えてください。

指導例

導入:

① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。

展開:

① 両方のパターンを見せる。
② 指導者が児童A、対象児童が児童Bの役になってロールプレイする。
 それぞれのパターンで児童Bの気持ちを考えさせて相手の返答によって、心地よかったり不快になることに気づかせる。
③ もっと良い返答があるか考えさせる。

評価

 ・ 自慢話であることに気づいたか?
 ・ 相手の望んでいることがわかったか?
 ・ 自慢話を自慢話で返すことがあまり良くないことだとわかったか?
 ・ 自分の返答によって、相手が心地よかったり、不快になることがわかったか?



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