ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説

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ボールで遊んでいたら小さな子が近づいてきた

分類
安全教育/危険な行為 
めあて
幼児への対応を学ぶ。
難易度
★★☆
重要度
★★☆
対象年齢
対象年齢: 小学生低学年 小学生高学年 中学生 高校生・大学生 成人 
対象傾向
対象傾向: PDD傾向 注意欠陥傾向 多動傾向 LD傾向 
収録
基本パック

シナリオ

イントロダクション (3人称視点)


 
友だちとボールで遊んでいたら
小さな子が近づいてきたよ。
君ならどうする。

Ⅰ 幼児を移動させる (3人称視点)

児童A
ここは危ないから、向こうに行って

Ⅱ 自分たちが移動する (3人称視点)

児童A
ここは危ないから、向こうでやろうか。
児童B
そうだな。

指導上のヒント

 ADHDの傾向をもつ児童や、危険に対する想像力が豊かでない児童は、自分がけがをするだけでなく、他者にけがをさせる可能性も高くなってしまいます。
 危険を正しく想像できない児童には、具体的な言葉で、危険を避ける方法を知識として与えてください。

指導例

導入:

① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。

展開:

① 児童の問題点を把握する。
 もし、正しい判断ができていなかったら、指導者は対象児童と話し合って、問題点を確認する。
・ 幼児は自分より弱く、簡単にけがをするという知識もしくは想像力。
・ ボールや自分の体が幼児に当たる可能性があるという想像力。
・ 幼児が傷つく可能性があるので、場所をかえようとする思いやり。
② 具体的で簡潔な言葉で、危険を避ける方法を知識として与える。
 「小さな子がいる場所では、激しい遊びやスポーツをしないこと」等
③ 老人、体が不自由な人、妊婦などにも同様の配慮が必要なことを説明する。

評価

 ・ 幼児は自分より身体的に弱く、傷つきやすいものだということがわかったか?
 ・ 自分にとっては何でもない衝突でも、幼児にとってはとても危険なものであることがわかったか?
 ・ 自分より弱い者には、思いやりをもって接する大切さがわかったか?



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