ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説

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友だちに遊ぼうとさそわれた

分類
対人マナー/誘い・要求・依頼 
めあて
断る時のていねいな言葉遣いを学ぶ。
難易度
★★★
重要度
★★☆
対象年齢
対象年齢: 小学生高学年 中学生 高校生・大学生 成人 
対象傾向
対象傾向: PDD傾向 注意欠陥傾向 多動傾向 LD傾向 
収録
基本パック

シナリオ

イントロダクション (3人称視点)

児童B
おう、昼休み、運動場でサッカーしようぜ

 
昼休みになった。
本を読もうと思っていたけれど、
友達がサッカーをしないかと誘ってきた。
君ならどうする。

Ⅰ 自分のしたいことを優先する (2人称視点)

児童A
本読みたいから、やめとく
児童B
ちぇっ。付き合い悪いな。

Ⅱ いっしょに遊ぶ (2人称視点)

児童A
いいよ。誰を誘う?
児童B
石田君、佐藤君、西田君・・・
児童A
高田君も誘おうよ

Ⅲ ていねいに断る (2人称視点)

児童A
ごめん、どうしても本が読みたいから、今日はやめとく。く
児童A
また、今度誘って。く
児童B
そうか。じゃあ、今度な。

Ⅰ 自分のしたいことを優先する (3人称視点)

児童A
本読みたいから、やめとく
児童B
ちぇっ。付き合い悪いな。

Ⅱ いっしょに遊ぶ (3人称視点)

児童A
いいよ。誰を誘う?
児童B
石田君、佐藤君、西田君・・・
児童A
高田君も誘おうよ

Ⅲ ていねいに断る (3人称視点)

児童A
ごめん、どうしても本が読みたいから、今日はやめとく。く
児童A
また、今度誘って。く
児童B
そうか。じゃあ、今度な。

指導上のヒント

 ていねいな言葉遣いに適切な表情やジェスチャーが加わることで、相手に対して「ごめんね」という気持ちがよりいっそう伝わることを教えてください。

指導例

導入:

① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
③ 自分がしたいことを優先するのは良いことだと教える。その上で、友だちが誘ってくれたら、断るか誘いに乗るかは自分で決めればいいことだと教える。

展開:

① すべてのパターンを見せる。
 対象児童が考えた断り方と比べさせる。
② すべてのパターンと対象児童が考えたパターンを、対象児童は児童B、指導者は児童Aになってロールプレイをする。
 対象児童が一番心地よかった断り方はどれだったかをたずねる。ジェスチャーや表情に注目させて、その理由を考えさせる。
③ 一番良かった方法を、配役を変えてロールプレイをする。
 録画機能を使って、対象児童の表情とジェスチャーを確認させる。

評価

 ・ 友だちが誘ってくれたら、断るか誘いに乗るかは自分で決めればいいことだとわかったか?
 ・ 断り方が大切だと認識できたか?
 ・ 断る時のていねいな言葉遣い、表情、ジェスチャーなどを実際にできたか?



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