ソーシャルスキルトレーニング シナリオ解説
10157 | 友だちに遊ぼうとさそわれた |
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イントロダクション (3人称視点)
児童B
おう、昼休み、運動場でサッカーしようぜ
昼休みになった。
本を読もうと思っていたけれど、
友達がサッカーをしないかと誘ってきた。
君ならどうする。
本を読もうと思っていたけれど、
友達がサッカーをしないかと誘ってきた。
君ならどうする。
Ⅰ 自分のしたいことを優先する (2人称視点)
児童A
本読みたいから、やめとく
児童B
ちぇっ。付き合い悪いな。
Ⅱ いっしょに遊ぶ (2人称視点)
児童A
いいよ。誰を誘う?
児童B
石田君、佐藤君、西田君・・・
児童A
高田君も誘おうよ
Ⅲ ていねいに断る (2人称視点)
児童A
ごめん、どうしても本が読みたいから、今日はやめとく。く
児童A
また、今度誘って。く
児童B
そうか。じゃあ、今度な。
Ⅰ 自分のしたいことを優先する (3人称視点)
児童A
本読みたいから、やめとく
児童B
ちぇっ。付き合い悪いな。
Ⅱ いっしょに遊ぶ (3人称視点)
児童A
いいよ。誰を誘う?
児童B
石田君、佐藤君、西田君・・・
児童A
高田君も誘おうよ
Ⅲ ていねいに断る (3人称視点)
児童A
ごめん、どうしても本が読みたいから、今日はやめとく。く
児童A
また、今度誘って。く
児童B
そうか。じゃあ、今度な。
ていねいな言葉遣いに適切な表情やジェスチャーが加わることで、相手に対して「ごめんね」という気持ちがよりいっそう伝わることを教えてください。
導入:
① 「イントロダクション」を見せる。
② 「君ならどうする」かたずねる。
③ 自分がしたいことを優先するのは良いことだと教える。その上で、友だちが誘ってくれたら、断るか誘いに乗るかは自分で決めればいいことだと教える。
展開:
① すべてのパターンを見せる。
対象児童が考えた断り方と比べさせる。
② すべてのパターンと対象児童が考えたパターンを、対象児童は児童B、指導者は児童Aになってロールプレイをする。
対象児童が一番心地よかった断り方はどれだったかをたずねる。ジェスチャーや表情に注目させて、その理由を考えさせる。
③ 一番良かった方法を、配役を変えてロールプレイをする。
録画機能を使って、対象児童の表情とジェスチャーを確認させる。
・ 友だちが誘ってくれたら、断るか誘いに乗るかは自分で決めればいいことだとわかったか?
・ 断り方が大切だと認識できたか?
・ 断る時のていねいな言葉遣い、表情、ジェスチャーなどを実際にできたか?